静かな独り言

泣かないで、君が好きだよ

ウェイゼンニを辞めたい話

 

私はウェイゼンニをやめたい。ずっと思っている。

NCTはその構造から同じシズニに分類されていてもその中も3つに分かれていることや事務所の推しメンがわかりやすいという理由から推しているグループ、人によって本当に推している心情が違う。私は他グルも好きだから余計にそう思う。多分、私の好きな人は出番が少ない方。でも私はそういう表立ちはしないけど必要な存在のような人が好きだから大して何も思わなかった。2021年年末まではそういう気持ちでいた。

 

ユニ活が始まって威神からは2人がタイトル曲に参加した。その2人は年末番組に呼ばれた。私の好きな人は呼ばれなかった。年末のステージに1度も立てなかった。辛かった。そういう人が彼だけじゃないことは分かっている。だけど彼もそのうちの1人なんだ、と思うと本当に心が痛かった。何も悪くないステージに立っている彼らやそのファン達にイラついたりもした。そしてその気持ちが更に増幅したのが1月の後半、イリチルが大賞を取ったソガデの日。本当に、本当に泣きたくなった。なんで、なんでと言いたくなった。もちろんイリチルや彼らのファンに罪はない。ただ、威神が動いていないこの状況で楽しそうなみんなが羨ましかったし、この時の威神の子達の気持ちを勝手に想像して泣き叫びたくなった。私はこの時から威神の曲もコンテンツも全て見たくなくなった。

威神を見ていると、威神の曲を聴いているとこんなに綺麗な声で歌う人がどうして賞を取れないのか。こんなに心が優しい人がどうして今こんな目に合わないといけないのか。どうしようもない思いだけがずっとずっと頭を巡ったから見たくなかった。くんさんという存在を私の中から消したかった。そんな考えから他のグループのコンテンツや曲を沢山見た。その期間はとっても楽しかった。そこで出会ったグループやアイドル達のことは当て馬などではなく本当に本当に好きになれたし、今でも心の底から大切に思っている。だけどその合間に見るクンラジや直播、インスタ、泡で常々私がどれほどにくんさんを好きなのか突きつけられた。何回も何回もウェイゼンニをやめたいと思った。近い将来必ず同じようなことが起きると確信できたし、根本としてSMの売り出し方が嫌いだから。私は出口のない真っ暗なトンネルを彼らと一緒に歩けるほどに強くない。

なのに私はまだウェイゼンニとして彼らと歩く選択をしている。どんな辛いことがあったとしても私はその辛い気持ち以上にくんさんのことが好きなんだと気づいてしまった。とってもとってもとっても好き。くんさんが歩くのをやめないのにどうして私がやめることができるのか。普通に考えてあの頑固者がこんなことで足を止める訳が無いんだよ。バカだなぁ。

きっと私もいつかはウェイゼンニをやめる日が来る。だけどそれは遠い遠い未来の、威神Vというグループが歩くのをやめた時であって欲しい。という気持ちももちろんあるけど、私は今でもウェイゼンニをやめたい。一緒に歩いていきたいけど、とてつもなくウェイゼンニというファンダムが大きくなったらやめたいと思っている。まだまだ成長するようなグループを推してるからだろうか、大きくなるまで見ていたいという気持ちが湧く。彼らの歩く道の先が長く大きなものになったらきっと私は後悔なく彼らと歩くことをやめるのだと思う。

その日まで、よろしくね。